ヴェネツィア空港ラウンジ2軒ハシゴ|プライオリティパスでAspireとマルコポーロクラブ

ヴェネツィア・マルコポーロ空港のラウンジ2軒を背景にしたアイキャッチ画像。左にAspire Executive Lounge、右にMarco Polo Clubの室内写真を配し、「ヴェネツィア空港 ラウンジ2軒ハシゴ」「プライオリティパスで巡る」の文字が入っている。
悩める旅行者

ヴェネツィア空港のラウンジ、プライオリティパスで入れるのはどこ?

出発前に調べて、日本語の情報の少なさに戸惑った方は多いのではないでしょうか。

しかもヴェネツィア・マルコポーロ空港は、保安検査の「前」と「後」に1軒ずつラウンジがあるという珍しい構造。
この配置を知らないと、片方をまるごと見逃します。

結論からお伝えすると、2軒ともプライオリティパスで入れて、しかもハシゴできます
実際に私は2軒とも回ってきました。

訪問したのは2026年3月21日。世界一周の途中、ヴェネツィアからスイス・チューリッヒへ向かう朝でした。
ラウンジを出た時刻から搭乗までを分単位で記録し、写真も80枚以上撮っています。

この記事を読めば、何時に空港へ行けば2軒とも回れるのか、どちらに何があるのかが、当日迷わず判断できます。

この記事でわかること
  • ヴェネツィア空港のラウンジは保安検査の前と後に1軒ずつ。だからハシゴできる
  • Aspire Executive Loungeは2025年9月開業のイタリア初出店。プライオリティパス専用でビジネスクラスでは入れない
  • マルコポーロクラブはスタアラゴールド・ビジネスクラス・プライオリティパスのどれでも入れる
  • 2軒ハシゴ+搭乗まで、実測でトータル約1時間半。空港到着2時間前で足ります

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目次

ヴェネツィア空港のラウンジは2つ|保安検査の前と後に1軒ずつ

「ASPIRE NEW LOUNGE NOW OPEN/complimentary Fast Track security」と大きく掲出されたAspire Executive Loungeの広告と、楕円形の枠に収まったヴェネツィア空港の出発案内板。

まずは全体像から。ヴェネツィア・マルコポーロ空港で一般の旅行者が使えるラウンジは、この2軒です。

スクロールできます
比較項目Aspire Executive LoungeMarco Polo Club(マルコポーロクラブ)
場所保安検査の前(2階/チェックインカウンター上)保安検査の後(2階/出国審査の前)
営業時間8:00〜20:005:00〜22:30
プライオリティパス使える使える
航空会社の上級会員使えないスタアラ/ワンワールド/スカイチーム
ビジネスクラス使えない使える
当日購入€49€49〜50
特徴新設・空いている・ファストトラック付き広い・テラス・シャワー・バリスタ

ここでいちばん大事なのが、Aspireは保安検査を通る「前」にしかない

  • 保安検査を通ってしまうと、Aspireにはもう戻れません
  • つまりハシゴするなら、必ずAspire → マルコポーロクラブの順
  • 逆に言えば、荷物を預けた直後からラウンジで休めるということ

乗り継ぎでヴェネツィアに来た方はAspireを使えません。市内からチェックインして出発する人だけの特権です。

Aspire Executive Loungeへの行き方|チェックインカウンター横のエレベーターで2階へ

「PLEASE TAKE THIS ELEVATOR TO DISCOVER OUR LOUNGE ASPIRE」と書かれたフロアマットが敷かれた、ラウンジへ向かうエレベーターホール。

迷う要素はほとんどありませんでした。チェックインを済ませたら、すぐ近くのエレベーターに乗るだけです。

チェックインからラウンジまで、実測3分

エア・ドロミティ、オーストリア航空、ルフトハンザ、スイス航空のロゴが並ぶ案内サインと、「First Class」の赤いプレートが立つスターアライアンス上級会員専用チェックインカウンター。

私はスターアライアンス系のビジネスクラス専用カウンターでチェックインし、預け荷物を手放しました。

  • 8:29 チェックイン完了(出発案内板の時刻で確認)
  • 8:32 Aspire Executive Lounge 入室
ヴェネツィア・マルコ・ポーロ国際空港の案内標識。「Aspire Executive Lounge」や各種施設、出国ゲート(Gates)の方向を示す表示板とエレベーターの入口。

その差、わずか3分。カウンター近くのエレベーターの床に案内マットが敷かれているので、それに従って2階へ上がれば正面です。

入口は木格子のガラス扉

木格子の壁と三角形の照明装飾が特徴的な、Aspire Executive Loungeのガラス張りの自動ドアエントランス。

エレベーターを降りると、木格子の壁と三角形の照明が目印のガラス扉が現れます。2025年に開業したばかりなので、内装はどこも新品同様でした。

Aspire Executive Loungeの利用条件|プライオリティパスで無料、ビジネスクラスでは入れない

Aspire Executive Loungeの受付に置かれた利用規約のプレートと、入場料49ユーロ・営業時間8:00〜20:00・プライオリティパス無料利用可・ファストトラック込みを記した案内カード。

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。Aspireは航空会社のラウンジではありません。

入れるのは「ラウンジ会員カード」を持っている人だけ

受付カウンターの上に置かれたプライオリティ・パスやラウンジキーの案内スタンド、Wi-Fiの接続情報が記載されたプレート。

受付に置かれていた案内には、こう書かれていました。

  • プライオリティパス → 無料(空き状況次第)
  • ドラゴンパス/MILE-ON-AIR Pass → 無料(空き状況次第)
  • 当日購入 → €49/人(0〜2歳は無料)

逆に言うと、航空会社の上級会員資格やビジネスクラスの搭乗券では入れません
私はスイス航空のビジネスクラスでしたが、それでは入れません。
プライオリティパスがあったからこそ入れたラウンジです。

ファストトラック(優先保安検査)が入場料に込み

見逃せないのが、
保安検査のファストトラックが入場料に含まれていること
ターミナルの大型広告にも「complimentary Fast Track security」と大きく出ています。

ただし注意点が1つ。アメリカへの直行便に乗る人は対象外と明記されています。

なお私自身はファストトラックのチケットを受け取りませんでした。
ビジネスクラス搭乗で優先レーンが使えたためだと思われますが、受付で確認はしていません。
プライオリティパスで入る方は、受付でファストトラックについて聞いてみてください。

滞在は3時間まで。ドレスコードもある

「ASPIRE EXECUTIVE LOUNGES」の立体ロゴが掲げられたレセプションカウンターと、温かみのある木目調のインテリア。

掲示されていた利用ルールで、意外だったものを挙げておきます。

  • 滞在は出発3時間前から/1回の入室で最大3時間。延長は3時間単位で追加購入できる
  • ドレスコードはスマートカジュアル。スポーツ用短パン・タンクトップ・ジャージ上下・チームユニフォーム・野球帽・水着・仮装はNG
  • 8名以上のグループは事前承認が必要
  • 18歳未満にはアルコールの提供なし
  • 出発客だけでなく、到着客・搭乗しない人(ビジネスセンター利用)も入れる

空港ラウンジでドレスコードが明記されているのは珍しいと思います。※上記は2026年3月訪問時の掲示内容です。

Aspire Executive Loungeの中の様子と食事|330㎡・73席をほぼ貸し切り

大きなガラス壁越しにチェックインホールと出発案内板を見下ろせる、キャメル色のレザーアームチェアと大理石調ローテーブルが置かれたAspireのラウンジエリア。

入って最初に驚いたのが、とにかく空いていたこと。330㎡・73席の空間に、数えるほどしか人がいませんでした。

ガラス越しに空港の吹き抜けを見下ろす席が特等席

ラウンジの窓から見下ろした、ヴェネツィア・マルコ・ポーロ国際空港のチェックインカウンターと出発便の電光掲示板。

いちばん気持ちよかったのが、天窓のある吹き抜けに面したガラス際の席。
眼下にチェックインカウンターと出発案内板が見えるので、席に座ったまま自分の便の状況を確認できます

席のバリエーションも豊富でした。

  • 窓際のレザーアームチェア席(ゆったり1人掛け)
  • 赤いアームチェアとソファのくつろぎエリア(フライト情報モニター付き)
  • 電源付きのハイカウンター席(飛行船や田園風景の大きな絵画が飾られている)

食事は「イタリアの朝食」がそのまま出てくる

大きなラウンドブレッドやバゲット、スライスされたパン、色鮮やかな丸いパンが並ぶ木製のブレッドボックス。

軽食中心ですが、ラインナップがしっかりイタリアでした。

パン・ペストリー:プレーン/チョコ/ピスタチオのクロワッサン、クラップフェン(ドーナツ)、ローズマリーのフォカッチャ、自家製パン、バゲット、ラウンドブレッド

ケーキ・スイーツ:トルタ・マルゲリータ(粉糖のリングケーキ)、アップルケーキ、マフィン、各種カットケーキ

ハム・チーズ・サラダ:生ハム、サラミ、モルタデッラ、スライスチーズ、レタス、チェリートマト、一口モッツァレラ

その他:プレーンヨーグルト(はちみつ・ジャム付き)、シリアル、シリアルバー、クラッカー、グリッシーニ、フレッシュフルーツ

しかも「SENZA GLUTINE(グルテンフリー)」の専用コーナーがありました。小麦を避けたい方には心強い配慮です。

アペロールスプリッツが無料で飲める

「APEROL SPRITZ」の案内板の横に置かれたアペロールのフルボトルと、グラスが用意されたドリンクコーナーの一角。

ドリンクで感動したのがこれ。
ドリンクカウンターにイタリア発祥の定番カクテル「APEROL SPRITZ」の案内板とアペロールのフルボトルが堂々と置かれていました

  • 全自動コーヒーマシン(青くライトアップされたおしゃれな1台)
  • ソフトドリンクディスペンサー(コーラ・オレンジ・ガス入りウォーター)
  • ジュースのガラスピッチャー3種
  • ビール:ペローニ、ピルスナーウルケル、ラッフォ
  • ワイン:プロセッコ(V8+)、白ワイン(Tenuta Sant’Anna)、氷入りクーラーで冷やされたスパークリング
  • 山岳牛乳(Latte di Montagna)・豆乳

朝8時台からアペロールスプリッツというのも、旅の始まりとしては悪くありません。

まだプライオリティパスを持っていない方は、この機会にご検討ください。

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Aspireからマルコポーロクラブまで13分|保安検査の実際の待ち時間

「Marco Polo Lounge」や「Smoking lounge」の方向を示す上部の黒い案内標識と、下のショップエリアを見下ろした景色。

ここが、この記事のいちばん実用的な部分です。ラウンジからラウンジまで、保安検査を挟んで13分でした。

  • 9:04 Aspire Executive Lounge を出る(滞在32分)
  • ↓ エレベーターで1階へ/保安検査を通過/エスカレーターで2階へ
  • 9:17 Marco Polo Club 到着

保安検査の待ち時間も含めて13分
ヴェネツィア空港はターミナルが1つで、それほど広くありません。移動で苦労した記憶がまったくないのが正直なところです。

※訪問は3月の平日午前中で、保安検査は空いていました。夏の観光ピーク(6〜9月)や早朝の混雑時間帯は、もっと時間がかかる可能性があります。

マルコポーロクラブへの行き方|保安検査後、看板をたどって2階へ

2階のラウンジやダイニングエリアへ続くエスカレーターと、各階の施設案内が記された大型の自立式サインボード。

保安検査を抜けたら、「Marco Polo Lounge」の看板をたどるだけです。

私はゲート番号を意識せずに看板だけを見て歩いたので、何番ゲートの近くだったかは覚えていません。それでも迷わず着けました。案内サインがしっかり出ているので、ゲート番号を覚える必要はありません。

提携航空会社やラウンジプログラムのロゴが並ぶ案内板の脇から、ラウンジエントランスへ続く通路の様子。
  • 保安検査を通過して免税店エリアへ
  • 頭上の黒い案内標識で「Marco Polo Lounge」の方向を確認
  • エスカレーターで2階へ上がる
  • 提携航空会社のロゴが並ぶサイネージが見えたら、そこが入口

マルコポーロクラブの利用条件|スタアラゴールド・ビジネスクラス・プライオリティパス

「Marco Polo Lounge」のロゴと、提携する多数の航空会社(スターアライアンス各社、スカイチーム、ワンワールドなど)やプライオリティ・パスのロゴが掲示されたデジタルサイネージ。

Aspireとは対照的に、マルコポーロクラブは入口の間口がとても広いラウンジです。

ヴェネツィア空港で唯一の「制限エリア内ラウンジ」

受付カウンターで手続きをする利用客と、入室条件(出発3時間前まで、ペット同伴可、禁煙など)が記載された縦型の案内看板。

保安検査後に使えるラウンジはここ1軒だけ。だから3大アライアンスの上級会員もビジネスクラス客もプライオリティパス会員も、全員ここに集まります

入口のサイネージには、スターアライアンス各社、スカイチーム、ワンワールド、そしてプライオリティパスのロゴがずらりと並んでいました。

資格利用可否
スターアライアンスゴールド◎ 使える(ANAのSFC・ダイヤモンドもここに該当)
ワンワールド・エメラルド/サファイア◎ 使える
スカイチーム エリート・プラス◎ 使える
ビジネスクラス搭乗◎ 使える
プライオリティパス◎ 使える
当日購入€49〜50/人

私はスイス航空のビジネスクラスだったので、その資格で入りました。つまりプライオリティパスを使わずに済んだということ

航空会社のステータスやプライオリティパスを持っていない方は、この機会にご検討ください。

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SFC・ANAダイヤモンド保持者はプライオリティパス不要

日本人旅行者にとって大事なのはここです。ヴェネツィア空港に乗り入れているスターアライアンス系航空会社を使うなら——

  • ルフトハンザ/スイス/オーストリア航空/TAPポルトガル/ターキッシュ/LOTポーランド など
  • これらに乗るなら、SFC(スーパーフライヤーズ)やANAダイヤモンドの資格だけでマルコポーロクラブに入れます

逆に、Aspireのほうは上級会員資格では入れません。2軒ハシゴしたいなら、やはりプライオリティパスが必要になります。

その他の入室条件

  • 入室は出発の3時間前から
  • 12歳未満は無料
  • ペット同伴OK(受付の案内板に明記されていました)
  • 全面禁煙(電子タバコを含む)/ドレスコードなし

マルコポーロクラブの食事・シャワー・テラス|ラグーンを望む屋外席

滑走路や駐機場を見渡せる大きな窓際に、ゆったりとした革製のアームチェアとフロアランプが配置された明るいラウンジスペース。

こちらも驚くほど空いていました。Aspireがガラガラだったので期待していませんでしたが、マルコポーロクラブも余裕で好きな席を選べる状態です。

エリアが5つに分かれていて、好みで選べる

壁面に沿って赤いアームチェアと丸テーブルが並び、中央に豪華なガラスのシャンデリアが下がる円形の落ち着いたラウンジエリア。

とにかく広く、しかも雰囲気の違うエリアが5つほどに分かれています

柔らかな光が差し込む窓側のソファ席と、プライベート感を演出するゴールドの格子状の間仕切りスクリーン。
  • 円形ラウンジ:赤いアームチェアが壁沿いに並び、中央にガラスのシャンデリア
  • 窓側エリア:滑走路を望む革のアームチェアとフロアランプ
  • グリーンエリア:観葉植物に囲まれたメッシュチェアとソファ
  • シネマルーム:イタリアの古い観光ポスターが並ぶ壁と大型モニター、赤いアームチェア
  • 半個室ブース席:淡いグリーンのレザーベンチと白いデスク、電源2口付き

ゴールドの格子スクリーンで仕切られたソファ席や、緑を眺める読書灯付きのカウンター席もありました。

屋外テラスから空港の景色を眺められる

空港の滑走路や外の景色を一望できる、屋外テラスへと続くガラス扉と明るい日光が差し込むフロア。

マルコポーロクラブの目玉が、屋外テラスです。ガラス扉から外に出られて、滑走路と空を直接眺められます。

屋外に出られるラウンジはヨーロッパでもそう多くありません。天気が良ければ、ここでコーヒーを飲むだけで満足度が変わります。

温かい料理もある。バリスタのコーヒーが本格派

バナナやキウイが入ったバスケットと、マヨネーズ、トマトケチャップ、各種個包装ソースが置かれたカウンターの島。

Aspireが「イタリアの朝食」なら、こちらは温菜まである本格的なビュッフェ

「Ricotta cheese and Spinach Burek」「Meat Burek」「Falafel」などのプレートが添えられた、ブリック(パイ包み)やファラフェル、ベジタリアンボールなどの温菜。

温菜:リコッタとほうれん草のブレク(パイ包み)、ミートブレク、ファラフェル、ベジタリアンボール

パン・ペストリー:焼きたてのプレーン/チョコクロワッサン、リング状のパン、キッシュ

ハム・チーズ・サラダ:スライスハム各種、チーズ、サラダ、カットフルーツ(パイナップルほか)、バナナ、キウイ

「Double Chocolate Muffin」「Blueberry Muffin」などのプレートが掲げられた、各種マフィンやタルト、ブラウニーが並ぶスイーツコーナー。

スイーツ:ダブルチョコレートマフィン、ブルーベリーマフィン、タルト、ブラウニー

ガラスケースの中に並ぶ「Bio Mu」の小瓶入りヨーグルトと、カップに綺麗に小分けされたパイナップルなどのカットフルーツ。

ヨーグルト:「Bio Mu」の小瓶入りヨーグルト

小袋に個包装された「Olio extra vergine di oliva(エキストラバージンオリーブオイル)」とバルサミコ酢のパック。

地味に嬉しかったのが、エキストラバージンオリーブオイルとバルサミコ酢が個包装で用意されていたこと。イタリアらしい心遣いです。

コーヒーは本格エスプレッソ

ドリンクで印象的だったのが、プロ仕様のエスプレッソマシン

  • ミネラルウォーター(サンベネデット)、コカ・コーラ、各種ソフトドリンク
  • ゴールドに輝くオレンジジュースのディスペンサー
  • トワイニングなどのティーバッグを揃えた「Teas & Infusions」コーナー
  • プロセッコ(セレナ ヴァルドッビアーデネ)、シャルドネなどのワイン

シャワーもある

マルコポーロクラブにはシャワーも用意されています。長距離の乗り継ぎでさっぱりしたい方は、受付で確認してみてください。

ラウンジから搭乗まで6分|B10はバス搭乗だった

ラウンジエリアから階下へと降りるエスカレーターと、大きなガラス窓から光が差し込む広々としたターミナルのコンコース。

最後に、いちばん気になる「ラウンジをいつ出ればいいか」です。
私たちの搭乗口の場合でお伝えします。

  • 9:52 Marco Polo Club を出る(滞在35分)
  • 9:58 搭乗口B10からランプバスに乗り込む
  • 10:35 スイス航空 チューリッヒ行き 出発

ラウンジを出てから搭乗まで、わずか6分。ヴェネツィア空港の移動距離の短さが、そのまま数字に出ています。

「2026年3月21日」の日付と出発便のフライトスケジュール(時刻、行先、搭乗口)が表示された電光掲示板。

B10はバス搭乗。ボーディングブリッジではない

出発ゲートから案内され、駐機場に向かうランプバスに乗り込むために移動する乗客たちと、誘導を行うスタッフの姿。

注意点が1つ。私の搭乗口B10はランプバス(ボーディングブリッジではなく、バスで飛行機まで移動する方式)でした。

スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)の機体(機体番号:HB-JBB)が駐機されたエプロンで、タラップから搭乗する様子。

バス搭乗の場合、ゲートに着いてから機内に座るまで余分に10〜15分ほどかかります
搭乗券のゲート番号を見て「Bゲート」だったら、少し早めにラウンジを出るのが安心です。

日本行き(シェンゲン圏外)で使うときの注意点|出国審査の分だけ早めに

ここは正直にお伝えしておきます。私の13分・6分という数字は、そのままでは日本行きの人には使えません。

理由は、私が乗ったチューリッヒ行きがシェンゲン協定圏内の便だったから。シェンゲン圏内どうしの移動には、出国審査(パスポートコントロール)がありません

マルコポーロクラブは「出国審査の前」にある

マルコポーロクラブの位置は、保安検査の後・出国審査の前。ヴェネツィア空港では、出国審査は搭乗ゲートの手前に設けられています。

行き先動線所要時間の目安
シェンゲン圏内(チューリッヒ・パリ・ミュンヘンなど)保安検査 → ラウンジ → 搭乗ゲート私の実測どおり
シェンゲン圏外(日本・イギリス・ドバイなど)保安検査 → ラウンジ出国審査 → 搭乗ゲート出国審査の分だけ余分に必要
  • 日本行きなど圏外便の方は、ラウンジを出る時刻を20〜30分早めるのが安心です
  • 日本のパスポートは自動化ゲートを使えるので、混雑していなければ通過自体は早いという情報もあります
  • ただし混雑具合は時間帯次第。ラウンジ内のフライト情報モニターをこまめに確認してください

ヴェネツィア空港のラウンジに関するよくある質問

ヴェネツィア空港のラウンジはプライオリティパスで何軒入れますか?

2軒です。保安検査の前にあるAspire Executive Loungeと、保安検査の後にあるMarco Polo Club(マルコポーロクラブ)。どちらもプライオリティパスで入れます。

Aspire Executive Loungeはビジネスクラスや上級会員でも入れますか?

入れません。Aspireは航空会社の契約ラウンジではなく、プライオリティパス・ドラゴンパス・MILE-ON-AIR Passの会員か、€49で当日購入した人だけが入れるラウンジです(2026年3月時点の掲示)。

マルコポーロクラブはSFC(スーパーフライヤーズ)で入れますか?

入れます。SFCはスターアライアンスゴールドの資格なので、ルフトハンザ・スイス・オーストリア航空・TAPポルトガルなどスターアライアンス系の便に乗るなら、マルコポーロクラブを利用できます。

マルコポーロクラブにシャワーやテラスはありますか?

どちらもあります。シャワールームに加え、滑走路を望む屋外テラスが用意されています。屋外に出られるラウンジはヨーロッパでも珍しく、天気の良い日は特におすすめです。

ヴェネツィア空港のラウンジを2軒ハシゴするには何時に空港へ行けばいい?

私の実測では、チェックイン8:29 → 搭乗9:58(10:35発)でトータル約1時間半でした。ゆっくり回るなら出発2時間前の到着で十分です。ただしAspireは8時開店なので、早朝便の場合はマルコポーロクラブ(5時開店)のみになります。

Aspire Executive Loungeのファストトラックはどうやって使いますか?

入場料に含まれており、受付で受け取る形式です。ただしアメリカへの直行便に乗る人は対象外と明記されています。私はビジネスクラスの優先レーンがあったためか受け取りませんでしたので、プライオリティパスで入る方は受付でご確認ください。

まとめ|ヴェネツィア空港はラウンジ2軒ハシゴが正解

離陸直後の機内から見下ろした、複雑に入り組んだヴェネツィアのラグーンの干潟と、スイス航空の赤い十字を掲げた主翼。

ヴェネツィア・マルコポーロ空港のラウンジ事情を、最後にまとめます。

  • ラウンジは保安検査の前(Aspire)と後(マルコポーロクラブ)に1軒ずつ。だからハシゴできる
  • 順番は必ずAspire → マルコポーロクラブ。逆はできない
  • Aspireはプライオリティパス専用。ビジネスクラスでも上級会員でも入れない
  • マルコポーロクラブはSFC・ビジネスクラス・プライオリティパスのどれでもOK。テラスとシャワーあり
  • 2軒+搭乗まで実測1時間半。空港到着は出発2時間前で足りる

そして、いちばん大きな学びがこれです。

この空港で「2軒目」を開ける鍵は、プライオリティパスだけでした。ビジネスクラスに乗っていても、上級会員でも、Aspireの扉は開きません。

※本記事の情報は2026年3月21日の訪問時点のものです。Aspire Executive Loungeは2025年9月に「期間限定コンセプト」として開業した経緯があるため、訪問前に公式サイトで最新の営業状況をご確認ください。

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ヴェネツィアのように「上級会員では入れないラウンジ」がある空港では、その価値をはっきり実感します。1回€49のラウンジに2回入れば、それだけで年会費の元が取れる計算です。

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