チューリッヒ空港には、プライオリティパスの使えるラウンジが4つあります。
今回はヨーロッパ間の移動フライトのためシェンゲンエリアにある「Aspire Lounge」に実際に入室し、食事やドリンク、ラウンジの雰囲気を体験してきました。
この記事では、チューリッヒ空港で利用できるラウンジ一覧と、Aspire Loungeの体験レビューを写真付きで紹介します。
チューリッヒ空港でプライオリティパスが使えるラウンジ一覧

チューリッヒ空港には、プライオリティパスで入れるラウンジが全部で4つあります。
ただし利用できるエリアが異なるため、事前にチェックしておくことが大切です。
- シェンゲンエリア(Schengen Area)
ヨーロッパの多くの国が加盟している協定エリアで、国境審査なしで移動できるエリア
例:ドイツ、フランス、イタリア、スペインなどのEU加盟国 - ノンシェンゲンエリア(Non-Schengen Area)
シェンゲン協定に加盟していない国へ行くフライトが出発するエリア
例:イギリス、アメリカ、カナダ、日本など
以下の4つが、チューリッヒ空港でPriority Passに対応しているラウンジです。
シェンゲン行きかノンシェンゲン行きかによって利用できる場所が異なります。
Aspire Lounge(A/Bゲート)

場所(エリア) | シェンゲンエリア、Gate A/B |
営業時間 | 05:15〜21:00 |
主なサービス | 軽食・アルコール・ソフトドリンク・WiFi・新聞雑誌 |
注意点 | 比較的混雑する時間帯あり。 |
Aspire Lounge(Eゲート)
場所(エリア) | ノンシェンゲンエリア、Gate E |
営業時間 | 6:00~21:00 |
主なサービス | ホットミール、ドリンク、WiFi、仕事用スペース |
注意点 | 長距離線利用客が多く混み合うことあり。 |
Primeclass Lounge
場所(エリア) | ノンシェンゲンエリア、Gate E46付近 |
営業時間 | 6:00〜22:30 |
主なサービス | ホット&コールドミール、アルコール、テラス席、WiFi、シャワー(有料) |
注意点 | 最長3時間まで滞在可能 人気が高く、時間帯によっては入場制限あり。 |
Marhaba Lounge

Marhaba Loungeは、公式にはプライオリティパス対応とされているものの、実際には特定航空会社のビジネスクラス専用となる場合があり、必ずしも利用できるとは限りません。
場所(エリア) | シェンゲンエリア、Bゲート付近 |
営業時間 | 05:15〜20:00 |
主なサービス | 軽食、飲み物、WiFi、比較的落ち着いた雰囲気 |
注意点 | 混雑時はPriority Pass入場不可 特定航空会社ビジネスクラス客のみ受け入れるケースあり (例:KLM、Condor、Air Balticなど) |
Aspire Lounge (アスパイア・ラウンジ)体験レビュー

今回ヨーロッパ内(シェンゲンエリア内)のフライトに搭乗予定だったため、A/Bエリアを利用しました。
このエリアにはプライオリティパスで利用できるラウンジが2つあり、Aspire LoungeとMarhaba Loungeが向かい合わせで並んでいます。
最初にMarhaba Loungeへ行ってみたものの、この日は特定航空会社のビジネスクラス客専用との案内があり、残念ながら入れませんでした。
そこでAspire Loungeに入室し、搭乗前の時間を過ごすことにしました。
向かい合わせに位置しているため、どちらか一方に入れれば大きな問題はなく安心です。
ここからは、実際に利用したAspire Loungeの雰囲気やサービスを写真付きでご紹介します。
アクセス

搭乗手続き1または2の保安検査を通過した後、左折してBゲートの方向に進みます。

エレベーターまたは階段で2階に上がると、目の前すぐにAspire Loungeの入口が見えます。
ラウンジの案内標識も出ているので迷うことはありません。
ラウンジの雰囲気・座席エリア

Aspire Loungeの入口はガラス張りで、明るくモダンなデザインが印象的です。
ラウンジ内に入ると、木目調の床と落ち着いた照明で温かみのある空間が広がっていました。

座席は一人掛けの革張りチェアや、テーブルを挟んだ二人掛けのソファなどが中心で、空港ターミナルを見下ろせる窓際の席は人気があります。
フード&ドリンク(軽食・ホットミール・アルコール)






11時頃になるとランチメニューに切り替わり、カレーやパスタが提供されます。
カレーはスパイスの効いた本格的な味わいで、パスタ(ペンネ)は特に美味しく感じました。
ちょうど同じ時間帯は利用客も増えて混雑しており、席を確保するのが難しくなる印象です。
- クリームパスタ
- ベジタブルカレー
- スクランブルエッグ
- ベイクドビーンズ
- サラダ・パスタ・フルーツ・コーンミックス
- スープ&トッピング
- サンドイッチ・チーズ
- クロワッサン&ロールパン
- スナック・グミ・ナッツ
- フルーツ(バナナ・キウイ)など
ソフトドリンクからアルコールまで幅広い種類の飲み物が用意されています。


コーヒー、紅茶、コーラやスプライト、ミネラルウォーターなどの炭酸飲料に加え、フルーツジュースやヨーグルトドリンク。


ビールも数種類あり、ワイン(白・赤・スパークリング)が氷で冷やされています。
カウンター棚には、カンパリ、マルティーニ、アペロール、バカルディなどのスピリッツやリキュール。
空港ラウンジとしては十分満足できる食事とドリンクです。
設備・サービス(WiFi、雑誌、電源など)

コンセントやUSBポートが備わっている席もあり、スマホやPCを充電しながら作業する人の姿も見られました。
雰囲気としてはカジュアルで過ごしやすい一方、静かに仕事をしたい人には少し人の出入りが気になる場面もあるかもしれません。
シャワーの設備はありませんでした。
プライオリティパス付帯のおすすめクレジットカード

旅行の頻度によって、クレジットカード選びも変わってきます。
以下の表で、それぞれのカードの特徴を比較してみましょう。
項目 | 楽天プレミアムカード | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カード |
---|---|---|
年会費・維持費 | 約11,000円(税込) | 33,000円(税込) ※初年度無料キャンペーンあり |
プライオリティパス特典 | 年間5回まで無料利用可能 ※デジタル会員証発行 | プレステージ会員(無制限利用可)※デジタル会員証発行 |
同伴者料金 | 35米ドル | 35米ドル |
国内空港ラウンジ | 主要国内空港ラウンジを無料利用可 | 主要国内空港ラウンジを無料利用可 |
向いている人 | 年に数回、コスパ重視で海外旅行する人 | 出張・海外旅行が多い人、空港ラウンジを頻繁に使う人 |
年に数回の旅行であれば、年会費が抑えめでもプライオリティパスを使える楽天プレミアムカードが手軽でおすすめ。
一方、海外旅行や出張が多いなら、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カードが、いくつものラウンジを無制限で使えるなど特典が充実していてコスパも高いです。

2025年9月現在、レストランもリラクゼーション施設を回数制限なく利用できるプライオリティ・パス付帯のおすすめクレジットカードは、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カードです。
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まとめ|チューリッヒ空港でプライオリティパスを使うならAspire Loungeはおすすめ
チューリッヒ空港ではPriority Passで入れるラウンジが4つありますが、エリアや混雑状況によって利用できるラウンジが限られることもあります。
今回利用したAspire Lounge(Bゲート)は、食事やドリンクが揃い、搭乗前の時間を快適に過ごせるおすすめのラウンジでした。

