シンガポール・チャンギ空港の第2ターミナルにある「シルバークリスラウンジ(ビジネスクラス)」へ行ってきました。
結論から言うと、ここは「ラウンジでこんなに満たされていいの?」と思うほど素晴らしい空間でした。席数が多くてゆったり、雰囲気も上質。
料理は作りたてが多くて本格的、改装されたばかりのシャワーはピカピカ、トイレは日本人に嬉しいウォシュレット付き。
そして何より、日本語が堪能なスタッフさんの温かいおもてなしが忘れられません。
同じ第2ターミナルには、ひとつ下のランクにあたる「クリスフライヤー・ゴールドラウンジ」もあります。
こちらは写真だけ撮らせていただいたので、入室条件の違いを比較表にまとめつつ、後半でご紹介しますね。「自分はどっちのラウンジに入れるの?」という方は、先に比較表だけ見てもOKです。
- シルバークリスラウンジ(T2)の場所・雰囲気・座席
- シルバークリス と クリスフライヤー・ゴールドの入室条件の違い(比較表)
- 点心や紅茶など、本格的な料理の実食レポート
- 改装されたばかりのシャワー・ウォシュレット付きトイレの様子
シルバークリスラウンジ(第2ターミナル)の場所とアクセス

シルバークリスラウンジは、出国審査・保安検査を抜けた制限エリア内にあります。
出国審査を通過したら、案内看板を見ながら進んでいきます。

すると、緑や蘭の花が咲き誇る素敵な空間「Enchanted Garden(エンチャンテッド・ガーデン)」が見えてきます。

鯉の泳ぐ池もある、チャンギ空港らしい癒やしのスポットです。

このエリアは吹き抜けになっていて、ふと見上げると「シンガポール航空」のサインが掲げられています。これが目印です。
ラウンジがあるのは、このエリアの3階。近くのエスカレーターで3階へ上がってください。

3階に上がると、シンガポール航空系のラウンジが集まるエリアに出ます。
ここに、今回ご紹介するシルバークリスラウンジ(ビジネスクラス)のほか、クリスフライヤー・ゴールドラウンジ、そして最上位のシルバークリスラウンジ(ファーストクラス)があります。
- シルバークリスラウンジ(ファーストクラス)…ファースト/スイートクラス搭乗者、ソリティアPPSクラブ会員、そしてANA便に搭乗するANAダイヤモンドサービスメンバーが対象(2025年5月のANA・シンガポール航空の共同事業以降)
- シルバークリスラウンジ(ビジネスクラス)…この記事でくわしく紹介するラウンジ
- クリスフライヤー・ゴールドラウンジ…記事の後半で紹介
「自分はどのラウンジに入れるの?」と迷ったら、次の入室条件の比較表をチェックしてくださいね。

こちらが、今回ご紹介するシルバークリスラウンジ(ビジネスクラス)の入口。
蘭の花が飾られ、入る前から期待が高まります。
第2ターミナルは2025〜2027年にかけて順次リニューアル中で、ファーストクラス用ラウンジは2025年11月に新装オープン済み。
ビジネスクラスのこのラウンジも、後述するシャワーをはじめ、随所に新しさを感じました。
入室条件|シルバークリス vs クリスフライヤー・ゴールド【比較表】

「ビジネスクラスの券がないと入れないの?」「ANAのSFC(スーパーフライヤーズ)だとどっち?」——いちばん気になるところを、先に整理します。
| 項目 | シルバークリス(ビジネス) | クリスフライヤー・ゴールド |
|---|---|---|
| 主な対象者 | ビジネスクラス以上の搭乗者 | エコノミー・プレミアムエコノミー搭乗のスターアライアンス・ゴールド会員 |
| 対象ステータス | PPSクラブ/ソリティアPPSクラブ会員(SIA便なら全クラスOK) | クリスフライヤー・エリートゴールド スターアライアンス・ゴールド 提携ゴールド会員 |
| ANA SFCの場合 | ビジネスクラス搭乗ならこちら | エコノミー/プレエコ搭乗ならこちら(SFC=スターアライアンス・ゴールド) |
| 同行ゲスト | 1名まで(同一便に搭乗) | 1名まで(同一便に搭乗) |
| ラウンジの格 | 上位(料理・設備とも充実) | 標準 |
※対象航空会社:シンガポール航空およびスターアライアンス加盟航空会社(ANA・タイ航空・ユナイテッド航空など)。
※ラウンジの利用資格は、その時に搭乗する便を基準に判定されます。
ポイント:日本人に多い「ANA SFC会員」はどっち?
ここが日本人旅行者にとっていちばん大事なところです。
ANAのSFC(スーパーフライヤーズカード)会員=スターアライアンス・ゴールドです。
- チャンギ空港では、スターアライアンス・ゴールドでエコノミー/プレミアムエコノミー搭乗の場合は「クリスフライヤー・ゴールドラウンジ」が対象になります。
- シルバークリス(ビジネス)に入れるのは、あくまでビジネスクラス以上の搭乗券を持っているか、PPSクラブ会員の場合です。
実は私自身も、スターアライアンス・ゴールドの資格を持っています。
でもこの日はシンガポール航空のビジネスクラス搭乗だったので、入れるのは上位の「シルバークリス」のほう。
「ステータスではなく、その日の搭乗クラスで決まる」という、わかりやすい実例になりました。
面白いのは、これがチャンギ(シンガポール航空の本拠地)ならではのルールだということ。
他の空港では、ステータス保有者ならエコノミー搭乗でもシルバークリス側を使えるケースも多いのですが、ここチャンギでは『搭乗クラス』が厳格に運用されています。
シルバークリスラウンジ(ビジネス)の多彩なラウンジスペース

中に入ってまず感じたのは、とにかく広くて席数が多いこと。




一人でくつろげるアームチェア席、食事に集中できるダイニングテーブル、窓際の明るい席など、シーンに合わせて選べます。

ダイニングエリアは少々賑わいを見せることもありますが、ラウンジ全体としては空いており、静かで上質な雰囲気が漂っています。

ソファ席にはユニバーサルコンセントとUSBポートが設置されており、デバイスの充電にも困りません。

ラウンジ内には、一人で集中できるゆったりとした「半個室」が完備されています。

また、小さなお子様連れに嬉しい「キッズルーム(プレイルーム)」も用意されています。
可愛らしいウォールアートと柔らかいクッションソファ、テレビが設置されており、お子様がフライト前に退屈せず過ごせる工夫が凝らされています。
ビジネスパーソンからファミリー層まで、誰にとっても居心地の良い空間設計はさすがの一言です。
料理が本格的!作りたての点心と、朝食〜ランチへの切り替え

シルバークリスラウンジの料理は、「ラウンジの食事」という言葉から想像するレベルを完全に超えていました。温かい料理は作りたてが多く、一品一品が本格的なんです。
※メニューは訪問時(2026年5月)のもので、内容は変わることがあります。
絶品点心が並ぶ!充実のせいろコーナー




- ハーガオ(Har Kow / Prawn Dumpling)
透明な皮に包まれた、プリッとした食感の海老蒸し餃子。 - 焼売(Chicken & Prawn Siew Mai)
鶏肉と海老の旨味が詰まった、トッピング付きの焼売。 - 豚肉チャーシューまん(Pork Char Siew Pau)
甘辛いチャーシューが中に入った、ふかふかの蒸し饅頭。 - 糯米鶏(ローマイガイ)風おこわ
カップに入った、もちもちとした食感の蒸しおこわ。 - 蒸しロール(野菜巻き)
白菜などの野菜で具材を包んだ、ヘルシーな蒸し料理。
私は点心が大好きなのですが、ここの点心は本当に感動もの。
大ぶりのエビがプリッとしていて、「これ、本当にラウンジの料理…?」と疑うほどの美味しさでした!
自分好みにカスタマイズ!DIYヌードルステーション


ラウンジ内には、その場で麺料理を作れる「DIYヌードルステーション」が設置されています。
麺の種類やトッピング、具材を自分好みに選べるため、フライト前の食事を自分流にアレンジできます。
ステーションで選べる項目は以下の通りです。
- 麺(Choice of Noodles)
ビーフン(Bee Hoon Noodle)、クウェイティアオ(Koay Teow Noodle) - 具材(Choice of Ingredients)
魚団子(フレッシュ・揚げ)、鶏肉の五香粉巻き(Ngoh Hiang)、さつま揚げ(Handmade Fish Cake)、カニ団子、イカのワンタン - 野菜(Choice of Vegetable)
レタス(Iceberg Lettuce) - トッピング(Choice of Topping)
チリパディ(唐辛子)、揚げエシャロット、刻み唐辛子、サンバルチリ、ネギ
朝食からランチへ|温かいお食事・メイン(10時半ごろ切り替え)










私が訪れたのは、ちょうど朝食メニューからランチメニューへ切り替わるタイミング(10時半ごろ)でした。
スタッフさんが「ランチメニューもどんどん出てくるから、ぜひ食べてね」とすすめてくれて、時間帯によって違う料理を楽しめました。
- 米料理・お粥
マサラ・プラオ(スパイス風味ピラフ)、お粥(薬味添え) - カレー・煮込み
ゴビ・マサラ(カリフラワーのスパイス煮)およびカレー - 洋食・軽食
スモークガーリックチキンソーセージ、スクランブルエッグ、ハッシュドポテト、メドゥ・ワダイ(揚げドーナツ)、カレーパフ、ベイクドビーンズ - その他
スチーム・チーチョイ・クエ(蒸し餅)とサンバルソース
デザート・軽食・フルーツ:食後の贅沢なひととき

食後はバラエティ豊かなスイーツでリフレッシュを。
特筆すべきは3種のアイスクリームで、さっぱりしたストロベリーソルベ、南国風のココナッツ、濃厚なチョコレートのラインナップは圧巻です。






ほかにも旬のフルーツやグルテンフリーのスイーツまで充実しており、フライト前に心も体も癒やされる贅沢なひとときを過ごせました。
充実のドリンクメニュー

シルバークリス・ラウンジのドリンクコーナーは非常に充実しており、アルコールからソフトドリンクまで、フライト前のリラックスタイムに最適なラインナップが揃っています。
以下に主なメニュー構成をまとめました。






- アルコール類
- スピリッツ・ウイスキー: ジャックダニエル、ブナハーブン12年、スミノフウォッカなど
- ワイン・シャンパン: パイパー・エドシック(シャンパン)、ロドニー・ストロング(シャルドネ)などの各種ワイン
- コニャック: クルボアジェ XO
- ソフトドリンク・ジュース
- ジュース類: リンゴジュース、オレンジジュース、トマトジュースなどのパック飲料
- 炭酸・その他: コカ・コーラ、スプライト、ペリエ、各種トニックウォーター
- ミルク・ウォーター
- 新鮮な牛乳、チョコレートオーツミルク、オーツミルクのディスペンサー
- レモンやハーブで香り付けされたインフューズド・ウォーター
- コーヒー・ティー
- 自動コーヒーマシンによる各種カフェメニュー
- TWG Teaのティーバッグ(ブラックチャイ、フレンチアールグレイなど豊富な種類)
日本語が堪能なスタッフさんと、絶品のTWG紅茶

このラウンジの体験を語るうえで外せないのが、日本語がとても堪能な、中年の男性スタッフさんの存在です。
日本人を見かけると気さくに声をかけてくれて、ランチメニューのことも丁寧に教えてくれました。
紅茶のコーナーで「どれを選べばいいんだろう…」と悩んでいたときも、すっと声をかけてくれて、おすすめを教えてくれました。
教えてもらったのは、TWGの「BLACK CHAI(ブラック・チャイ)」。
スパイスがふわっと香る、深みのある一杯です。
これが本当に美味しくて、日本に帰ってからも飲みたいと思うほどでした。
こういう何気ないおもてなしが、ラウンジの満足度を何倍にも高めてくれるんですよね。
気になる方は、ぜひ「TWG BLACK CHAI」を探してみてください。

大満足のラウンジでしたが、唯一の心残りは、ホテルで朝食をしっかり食べてきてしまったこと。
お腹に余裕があれば、もっとたくさんの種類を制覇したかった…!
これから利用される方はぜひ空腹で行くことをおすすめします(笑)。
シャワーもトイレも清潔|ウォシュレット付きが嬉しい

長時間のフライトの前後で、シャワーが使えるのは本当にありがたいもの。

シャワールームは、改装されたばかりなのか、とにかく綺麗。マーブル調の上品な内装で、レインシャワーやアメニティもしっかり揃っていて、清潔感が抜群でした。

そしてトイレは、日本人に嬉しいウォシュレット付き。海外でこれに出会えると、ほっとしますよね。




細やかなところまで快適に過ごせる配慮が行き届いていました。
比較:クリスフライヤー・ゴールドラウンジものぞいてみた

シルバークリスを満喫したあと、気になってクリスフライヤー・ゴールドラウンジにも足を運んでみました。
受付で「シルバークリスへどうぞ」と案内された話

受付で声をかけると、「シルバークリスラウンジへどうぞ」と、一度やんわり案内されました。
これはまさに、上の比較表のとおり。
この日の私はシンガポール航空のビジネスクラス搭乗で、より上位のシルバークリス側の利用資格を持っていたので、「せっかくならグレードの高いほうへどうぞ」という、親切なご案内だったわけです。
事情をお話しして「少し撮影だけさせてください」とお願いしたところ、快く許可してくださいました。
クリスフライヤー・ゴールドラウンジの雰囲気


クリスフライヤー・ゴールドラウンジの座席は、機能性と快適さが両立されています。
特に印象的だったのは、座席の間に設置されたサイドテーブルです。
ここにはユニバーサルコンセントとUSBポートがしっかりと備わっており、出発直前までデバイスの充電を安心して行えるのは大きな魅力です。
クリスフライヤー・ゴールドラウンジの料理


クリスフライヤー・ゴールドラウンジも、一般的なラウンジとして決して見劣りするわけではありません。
明るく開放的で、ビュッフェにはラクサ(SKLシグネチャー・ラクサ)や包子、ビリヤニなど、シンガポールらしい料理が並んでいました。






エコノミー・プレミアムエコノミー利用でステータスをお持ちの方には、十分に満足できるラウンジだと思います。
ただ、料理の本格度・設備の充実度・全体の上質感という点では、やはりシルバークリス(ビジネス)に軍配が上がる、というのが正直な感想です。
よくある質問(FAQ)
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まとめ|チャンギT2のシルバークリスラウンジは「外さない」
チャンギ空港第2ターミナルのシルバークリスラウンジは、
- 席数が多く、雰囲気も上質でゆったり過ごせる
- 作りたての本格料理(特に点心が絶品)
- 改装されたばかりの綺麗なシャワー、ウォシュレット付きトイレ
- 日本語が堪能で温かいスタッフさんのおもてなし
と、まさに「ここで過ごす時間そのものが旅の楽しみになる」ラウンジでした。
ビジネスクラスやPPSクラブで利用できる方は、ぜひ時間に余裕を持って、空腹で訪れてみてください。
そして、「自分はシルバークリスとクリスフライヤー・ゴールド、どっちに入れるんだろう?」と迷ったら、本記事の比較表をもう一度チェックしてみてくださいね。
特にANA SFC会員の方は、搭乗クラスによって行き先が変わるので要注意です。
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