コロナ感染症流行で控えていた海外旅行、3年ぶりに海外旅行を楽しむ方が増えています。
それと同時に増えてしまっているのが ロストバゲージトラブル!
私は、不幸にも旅先でロストバゲージに遭ってしまいました。
私の体験を通じて、ロストバゲージに遭ってしまった方やロストバゲージを心配している方に向け
クリックで読みたい場所に飛べます。
3点を順番にお伝えいたします。
もしあなたがロストバゲージに遭いこのページにたどり着いたのであれば、「どうしたらいいの?」ってパニックに陥ってることでしょう。私もそうでした。大丈夫です!
私のスーツケースが見つからない!
手続きは、どこでするの?
足りないものは、どうしたらいいの?
大変ですね。まず、落ち着いて空港内で手続きをしましょう。
あとで補償されますから足りない必需品は、お買い物をしましょう!レシートをなくさないよう注意してください。
手続きをしっかりして旅行は、そのまま楽しみましょう!
この記事を読むと旅行先でスーツケースが届かない「ロストバゲージ」の体験談と対処法がわかります。
ロストバゲージ体験談のあらまし
2023年3月 シンガポール経由でマレーシアのクアラルンプールに行き、ロストバゲージに遭いました。
乗り継ぎ時間は、2時間30分で余裕があるはずでした。
しかしシンガポールの天候の影響で搭乗便の到着が遅れ、それに伴って出発時間が1時間の遅延が発生しました。
遅延があったとはいえ、シンガポールでの乗り継ぎ時間は、1時間以上あります。
通常であれば間に合うはずです。実際同行者の荷物は、しっかりとマレーシアに到着しています。
ロストバゲージは、特に理由がなくても誰にでも起こってしまう可能性があります。
搭乗機が遅延したものの、乗り継ぎ時間は、1時間以上ありました。
ターンテーブルや空港内を探しても預け入れたスーツケースが見つかりません。
手荷物に、着替えや日用品などを入れていませんでした。
その後連絡を試みたりホテルのコンシェルジュに相談したりするも連絡取れず
6泊目のホテルチェックイン時にスーツケースとご対面(涙)
補償金の受け取りまで2か月かかりました。
私のスーツケースは、クアラルンプールでの宿泊最終日である6日目に届きました。
6泊のうちパジャマに着替えて常用薬にもありつけて精神的に落ち着いて休めたのは、この1日だけです。
翌朝午前便でクアラルンプールを飛び立ち、乗り継ぎのシンガポールに寄って日本に戻ります。
ほぼ使うことのなかったスーツケースに買った物を詰め込み 重たくなったスーツケースを引きずって日本に帰ります。
はじめての経験で知識も情報もなく、辛い5日間を過ごしました。
最終的には、空港の遺失物取扱所から直接メールが届き 滞在ホテルを知らせる内容を返信してやっと荷物が届きました。
旅行前にできる準備と対策
不幸にもロストバゲージに遭い6日間も荷物が届かなかった私の今後の対策をまとめました。
航空券予約時の対策(選択肢のある場合)
- 長めの乗り継ぎ時間を確保
- 乗り継ぎ便は、同じ航空会社を利用
- 利用航空会社の会員登録
預け入れ荷物(スーツケース)の備えと対策
- 不要な荷物を減らし機内持ち込み荷物にできないか検討
- 名前・住所・電話番号・メールアドレスを書いたタグをつける
- リボンなどわかりやすい目印をつける
- (もっと対策したい方は)AirTagをスーツケースの中に入れておく
\「探す」アプリで、デバイスを探すように、あなたの持ち物を探せる /
万が一に備える準備
- スーツケースのメーカーや色を伝えやすいように控える(写真撮影もオススメ)
- 宿泊ホテルの名前・住所・電話番号を英語で控える(スマホに登録)
旅行当日、荷物を預け入れる時の確認ポイント
- 預け入れ荷物の「手荷物引換証(バゲージクレームタグ)」を受取
- 引換証の内容確認(搭乗便に相違がないか確認)
機内持ち込みしたいものリスト
荷物が紛失した場合に備え、貴重品や必需品を機内持ち込み荷物に入れることをお勧めします。
- 1日分の着替え
- スマホ充電用ケーブルとアダプター
- 化粧品・日焼け止め(液体は、それぞれ100ml以内の容器に入れること)
- 常用薬
- コンタクトケア用品・生理用品などの日用品
- 貴重品(現金・クレジットカード)
ロストバゲージに遭った時の対処法
ロストバゲージに遭ったのは、クアラルンプールに到着した夜の出来事。
荷物が見つからなかった時は、落ち込んでパニック状態でした。
ターンテーブルの近くにいらしたスタッフさんにつたない英語で声をかけ「荷物が見つからない」ことを伝えました。
そして空港内にある事務所を教えてもらい出向きました。
① 空港内で手続き
空港内の片隅にスーツケースに取り囲まれた異様な雰囲気の事務所(手荷物サービス)がありました。
カウンターがあり 4〜5人のスタッフさんがいらっしゃいます。
航空券・バゲージクレームタグ(手荷物引換証)を見せながら「荷物が見つからない」ことを伝えると 書類を出され 記入するように言われます。
英語で書かれた書類で、記入もすべて英語です。
- フライト便名
- 名前
- パスポート番号
- 住所
- 電話番号
- 宿泊先 (ホテル名・住所・電話番号・宿泊日数など)
- メールアドレス
- スーツケースのメーカーや特徴
荷物が見つかったらホテルに届けますよ。
ホテルは、3泊目まで書いてくれれば大丈夫だよ。
宿泊先のホテル名や住所は、英語で書けるよう旅行前から準備しましょう。
ロストバゲージ以外のトラブル対応にも有効です。
本来ならこの空港事務所で受付番号・問い合わせ番号等が書かれた「荷物の遅延報告書」を受け取るのが一般的なようですが 私は、受け取れず この空港の事務所の連絡先が書かれた小さなメモのみを受け取りました。
事務所内外に積まれたスーツケースは、「ロストバゲージしてる荷物なのだろう」とその数の多さに愕然としました。
ロストバゲージは、初めての経験で 意気消沈し食欲もなく落ち込みました。
荷物は、見つかれば届けてくれるとのことなので 見つかることをお祈りするしかありません。
② 荷物の状況を確認しましょう
私は、今回利用した航空会社の会員登録を行なっていたため 航空会社からメールが届きました。
何か異常があった時に自動で配信されるメッセージです。
無料の会員登録で、飛行機の遅延情報や荷物の情報がメールで届きます。
すべて英文、英語のわからない私にとって 大変わかりにくい内容でした。
翻訳ソフトを駆使して解読しました。理解力が低く、今になって気がついたことが複数あります。
- お客様の荷物が遅れています。
- 遅延手荷物レポートNo.〇〇が作成されました。
- 連絡先の詳細、配送先住所を更新してください。(小さなリンクあり)
- 到着予定時刻:2023年〇月〇日(翌日です)
- メール内のリンクを見逃しメールそのものに返信してしまい送信できませんでした。
- 「お客様の荷物が見つかりました」って内容・・今更です。
- 「サポートが必要な場合は、遺失物取扱所にお問い合わせください。」
連絡先のメモをもらってるのですが、電話が全くつながりません。
なぜかメールも送信できません。
「お客様の荷物をお客様の住所に配送する手配が行われました。」
航空会社の信頼もなくなり「手配」だけじゃ納得していません。
4泊目からの宿泊ホテルを伝えてないので届くはずもなく諦めて本格的にお買い物
「宿泊ホテルを教えてください」
待ちわびたスーツケースと涙、涙のご対面!
自分に割り当てられた番号を利用して、シンガポール航空のモバイルアプリから追跡可能です。
シンガポール航空・モバイルアプリのマイトリップでは、受託手荷物のお預かり状況もご確認いただけます。この追跡サービスでは、チェックイン状況や、利用可能な場合には搭載および到着状況もご確認いただけます。このサービスは一部の国でのみご利用いただけます。
引用元:シンガポール航空HP
③ 必需品のお買い物をしましょう!
航空会社から送信されたメールの内容から 私の荷物は、「乗り継ぎ空港での積み残し」だったとわかりました。
翌朝の便でクアラルンプールに届くと知り 「1日なら我慢できる」と考えました。
- 下着のお洗濯
- 服は、日本の姿のまま
- 日用品、化粧品、薬などを同行者から借りる。
すべて、間違いでした。
なぜなら 我慢しなければならない日々が続いてしまったからです。
同行者から借りたものも 自分の使う予定の分を私に回してくれているだけで すぐに底をついてしまうからです。
荷物の遅延の場合でも、生活必需品などの購入費用の補償が受けられます。
必要なものがそろえば精神的にも落ち着きます。
請求先は、航空会社、海外旅行保険、クレジットカード付帯保険などです。
レシートを受け取り大切に保管しておきましょう。
- 下着(ショーツ、ブラジャー、靴下)
- 衣服(Tシャツ、ズボン)
- 化粧品(化粧水、日焼け止め、ファンデーション、アイシャドーなど)
- 日用品(ウエットティシュ、マスク)
- 常用薬
- 大きめのエコバック(買った荷物を入れるため)
④ 待つしかない・・ならば旅行を楽しみましょう!
異国でたくさんの方々に助けられました。
残念ながら解決に繋がらなかったことも多いですが 皆様の助けが私の精神的な支えになりました。
<結論> 待つしかない!ならば旅行を楽しみましょう!!
私は、どん底って思えるぐらい落ち込んだけど 根っからの旅行好きなので観光している間は、荷物のことを忘れられます。
ガイドブックがなくて苦労もあると思いますが、できる限り観光やホテルステイを楽しみましょう!
航空会社との補償交渉(帰国後)
① 日本の空港で手続き
私の場合は、クアラルンプールを午前便で出発するので 現地の航空会社とは、話をしないまま帰国しました。
どうせ言葉も通じにくいし大切な旅行の時間がもったいないからこの選択は、良かったと考えています。
機中泊で帰国し日本の空港で手荷物遅延の手続きを改めて行いました。
① ターンテーブル周辺にいる空港スタッフに「荷物の遅延があった。手続きをしたい。」と申し出る。
② 航空会社の担当と経緯や補償についてなどの話をする。
日本語で思いの丈を喋りまくってきました。(スッキリ)
航空会社の担当者は、理解のある方で私の話を丁寧に聞いてくださり今後のことをわかりやすく説明してくださいました。
航空会社にも私の荷物の経緯がレポートにあがっていましたが 間違った情報ばかりです。
まずは、事実の確認からお願いすることになりました。
② お買い物レシートの提出
航空会社の担当者から早速メールが届き 打ち合わせのあった通り
現地で購入した必需品のレシートを撮影して送りました。
「どこで、何を購入した。」などの説明は不要でした。
ただ撮影したレシートをメールで添付しただけです。
レシートをグーグル翻訳で読み取ってみると意外にもしっかりと何を購入したか書かれています。
一見簡素に見えるレシートでも内容はほぼ日本のレシートと変わりありません。
何に使ったかわからない時もグーグル翻訳を活用すればなんのレシートか確認できます。
お土産購入や飲食等のレシートを送信しないように注意しましょうね。
私は、1件だけレシートのないお店で購入した品があり、手書きで領収書を書いてもらいました。
それも問題なく受け取ってもらえました。
購入品の合計額は、約30,000円でした。
③ 経緯の確認
私の場合 荷物に受け取るまで6日間もかかってしまった経緯の確認から行いました。
経緯を省略して補償交渉することも可能でしたが 間違った経緯の報告に苛立ち正しくして欲しい気持ちが強かったからです。
経緯の確認のみで2〜3週間ほどかかりました。
現地とのメールのやり取りは時間がかかり 現地への電話は、私が掛けた時と同じように日本の担当者からの電話も繋がらなかったそうです。
<ロストバゲージ荷物が届くまでの経緯>
- 翌日 配送担当者 間違ったホテル届ける(受け取ってもらえず持ち帰る)
- 配送担当者 私がホテルを変更したと勘違い
- 3〜4日目 処理が終わったと思い込み放置
- 5日目の深夜に荷物発見→メール送信
- 6日目朝 宿泊ホテルを確認
- 6日目午後 宿泊ホテルに配送
私の荷物は、間違ったホテルに配送されその後3日間放置されていたことがわかりました。
あきれた事実ですが それを認め改善してくださるそうです。
現地配送会社の間違いを確認でき 航空会社との情報共有ができたため交渉補償に移りました。
④ 補償交渉
購入した商品額は、補償します。
その他の補償については、現地との打ち合わせで難航しています。
担当者さんは、現地の会社と私の間に入り交渉を頑張ってくれました。
補償額 60,000円に決まりました。
この金額が高いのか安いのか相場もわからず自分としても納得できる金額ではありませんでした。
しかし航空会社の担当の誠意があり承諾しました。
⑤ 合意書類の提出 補償金受取
日本語で書かれた分かりやすい書類
返送用の封筒あり
2週間後に同意した金額の入金あり
ロストバゲージ発生から補償金の振り込みまでにかかった期間は、約2ヶ月でした。
番外 海外旅行保険会社に連絡
私は、病気などの心配があったためネットでお値打ちな海外旅行保険に加入していました。
日本に帰国後 「ロストバゲージ」にあったことを報告し 補償の対象になるとの説明を受けました。
- 衣類や日用品など旅行時の必需品の購入費用が補償される。
- 航空会社に請求し、不足分があった場合に請求できる。
私の場合は、航空会社からの補償が受けられたため海外旅行保険を利用して請求することはありませんでした。
利用した航空会社の補償が受けられなかったり補償額に不足があった場合 海外旅行保険の利用が可能です。
まとめ
もしロストバゲージに遭ってしまってもある程度の補償を受けることができます。
ロストバゲージに遭ってしまったとしてもやるべきことをしたら、あとは待つしかありません。
- 到着空港内の事務所で手続き
- 荷物の状況を確認(メール・航空会社アプリ)
- 必需品のお買い物(レシート保管)
どうせ待つしかできないのであれば旅行を楽しみましょう!
ロストバゲージを心配して読んでくださった方ありがとうございます。
誰にでも起こってしまう可能性のあるロストバゲージですが、準備や対策をして情報を持っていればパニックになることもないはずです。
トラブルに遭ってしまってもそれが経験となり次の旅行の対策ができるようになります。
皆様の旅行が思い出深い、素晴らしいものであるよう願っています。
- 手持ちが少ないながらも必要な物を提供してくれた友人
- 英語が苦手な私に変わって転送したメールを解読してくれた友人
- 私にできることがあればと申し出てくれた友人
- 電話連絡を頑張ったくれたホテルスタッフ
- ホテルチェックアウト後も荷物が届いたら連絡すると言ってくれたホテルスタッフ
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