トロント・ピアソン国際空港(YYZ)から出発する皆さん、フライト前の時間をどこで過ごしていますか?今回は、エア・カナダのメープルリーフ・ラウンジを実際に利用した体験をもとに、その魅力をお伝えします。
このラウンジは、広々とした空間、快適な座席、充実した食事、そして心安らぐサービスが魅力です。出発前の慌ただしい時間を忘れさせてくれる、まさに“特別な場所”です。
この記事では、ラウンジの基本情報から、気になる食事内容や設備まで、写真とともにお伝えします。
- ビジネスクラスをご利用の方
- スターアライアンスゴールドメンバーの方
ぜひ、あなたの空の旅をワンランクアップさせるヒントにしてくださいね。
メープルリーフラウンジ(Air Canada Maple Leaf Lounge)基本情報

トロント・ピアソン国際空港(YYZ)には、第1ターミナルと第3ターミナルがありますが、エア・カナダのメープルリーフ・ラウンジおよびエア・カナダ・カフェはすべて第1ターミナルに位置しています。
エア・カナダ便をご利用の際は、必ず第1ターミナルへ向かいましょう。
4ヶ所のメープルリーフラウンジの場所と特徴

ラウンジの場所は、国内線、米国行き国際線、その他の国際線によって分かれているため、ご自身のフライトに合わせて利用するラウンジを選んでください。
以下に各ラウンジの情報をまとめました。
ラウンジ名 | ターミナル | 場所 | 特徴 |
---|---|---|---|
メープルリーフ・ラウンジ (国内線) | 1 | D53ゲート付近 | 国内線フライト利用者が対象。 |
メープルリーフ・ラウンジ (米国行き) | 1 | Fノード(Pier F) | アメリカ行きフライト利用者が対象。 |
メープルリーフ・ラウンジ (国際線) | 1 | Fノード(Pier F) | 国際線フライト利用者が対象。 |
メープルリーフ・ラウンジ エクスプレス (米国行き) | 1 | F84〜F99ゲート付近 | 米国行きフライトの利用者が対象で、よりコンパクトなラウンジ。 |
エア・カナダ・カフェ | 1 | D20ゲート付近 | 軽食やカフェメニューが中心。コーヒーなどを楽しみたい方向け。 |
トロント空港には、メープルリーフ・ラウンジの他に「エア・カナダ・カフェ」というユニークな施設もあります。こちらのカフェについては、別の記事で詳しく紹介しています。

スターアライアンスゴールドOK!ラウンジの利用対象者

気になるメープルリーフ・ラウンジの利用条件についてです。
ビジネスクラスやスターアライアンスゴールド会員など、多くの旅行者が無料で利用できるのが嬉しいポイント。
以下のボックスで、利用対象者について詳しくまとめました。
- エア・カナダ便のビジネスクラス/ファーストクラス搭乗者
- スターアライアンスゴールド会員(同日、スターアライアンス便に搭乗する場合)
- エア・カナダ「Aeroplan」上級会員(Super Elite 100K、75K、50Kなど)
- エア・カナダの特定クレジットカード会員(Maple Leaf Club など)
- 上記会員・資格を持つ人に同伴ゲスト1名まで無料入室可能
ラウンジ内の雰囲気と座席

ラウンジに入ると、まず目に飛び込んでくるのは、窓から差し込む自然光と、広々とした開放的な空間です。窓の外には滑走路が広がり、飛行機の発着を眺めながらゆったりと過ごせます。

座席は、用途に合わせて様々なタイプが用意されています。
一人で静かに過ごしたい方向けのソファ席や、家族や友人とくつろげるテーブル席、そしてPC作業に集中できるデスク席など、気分や目的に応じて好きな場所を選べるのが嬉しいポイントです。

全体的にモダンで落ち着いた色調で統一されており、ビジネスにもプライベートにも適した、落ち着いた大人の空間が演出されています。
メープルリーフラウンジの食事とドリンクサービス

今回利用したのは朝の時間帯だったため、朝食メニューが豊富に用意されていました。
ビュッフェ形式で、ホットミールからコールドミールまで、様々な料理が並び、どれも美味しそうで食欲をそそります。
充実の朝食メニューを堪能!
カナダの朝食らしいメニューも充実しており、特に嬉しかったのが以下のラインナップです。



- ホットミール: スパイシーな味付けのハッシュブラウン、定番のスクランブルエッグ、ぷりぷりとしたソーセージなど、温かい料理が数種類ありました。個人的には、ホクホクで味付けもちょうど良いハッシュブラウンが絶品でした。


- コールドミール: フレッシュなフルーツ(いちごやスイカ)、トマトやきゅうり、ヨーグルトなど、さっぱりとしたメニューも豊富です。ハムやチーズも数種類あり、バランスよく食事を楽しめます。


- パン: フレンチトーストやベーグルなど、パンの種類も充実。特にベーグルは、カナダ発祥のKETTLEMAN’S(ケトルマンズ)のもので、好みのパンをトースターで温めてから食べられます。


この他にも、温かいオートミールや豆の煮込み料理などもあり、種類も量も十分すぎるほどでした。朝からしっかり食事をとりたい方でも、軽めに済ませたい方でも、きっと満足できるはずです。
マフィンとペイストリーも充実

軽食コーナーには、美味しそうなマフィンやペイストリーも並んでいました。チョコレートチップマフィンとブルーベリーマフィンがガラスケースの中に綺麗に陳列されており、見た目にも食欲をそそります。
ドリンクもセルフサービスで充実

食事と合わせて楽しみたいドリンク類も、セルフサービスで豊富に用意されています。
ソフトドリンクはコカ・コーラ、スプライト、カナダドライ ジンジャーエールなど、定番の炭酸飲料が並んでいます。

コーヒーマシンも設置されており、ライト、ミディアム、ダークといった好みの焙煎度合いを選んで、いつでも挽きたてのコーヒーを楽しめます。
アルコールは午前11時から提供

今回訪れた時間帯は残念ながら利用できませんでしたが、アルコール類は午前11時から提供されています。サーバーには、カナダでもおなじみのビールが並んでいました。
ビール名 | 説明 |
---|---|
Smithwick’s(スミチウィックス) | アイルランドのレッドエール。 |
Coors Light(クアーズ・ライト) | アメリカのライトラガー。 |
Molson Canadian(モルソン・カナディアン) | カナダを代表するラガービール。 |
Guinness(ギネス) | アイルランドのスタウトビール。 |
フライト前にビールで乾杯したい方は、11時以降にラウンジを訪れるのがおすすめです。
その他の便利な設備


食事やドリンク以外にも、フライト前の時間を快適に過ごせる便利な設備が揃っています。
- 高速Wi-Fiサービス
高速の無料Wi-Fiが完備されており、サクサクとインターネットを利用できます。 - シャワールーム
シャワールームが完備されています。利用する際は、受付で鍵を受け取る必要があります。 - 電源コンセントとUSBポート
ほとんどの座席に電源コンセントとUSBポートが設置されています。
これらの設備を利用すれば、出発までの時間をより有意義に過ごせるでしょう。
まとめ:スターアライアンスゴールド保持者におすすめ!
今回体験したトロント・ピアソン国際空港のメープルリーフ・ラウンジは、フライト前の時間を優雅に過ごすのに最適な空間でした。開放的な雰囲気、豊富な座席、そしてビュッフェ形式の充実した食事は、出発前の疲れを癒してくれます。
ビジネスクラスを利用しなくても、スターアライアンスゴールド会員であれば利用できるのは、大きなメリットです。
次のフライトでトロント空港を利用する際は、ぜひ早めに空港に到着して、この特別な空間を体験してみてください。きっと、あなたの旅がより思い出深いものになるはずです。

