【羽田空港第3T国際線】ANAスイートラウンジ初体験レポ!ANAラウンジとの違いも徹底比較

羽田空港第3ターミナルのANAスイートラウンジに並ぶウイスキー「白州」「山崎」「響」などのボトルとグラス。ANAダイヤモンド会員専用ラウンジの高級感あるバーカウンターの様子。

ANAの最上級ラウンジ「ANAスイートラウンジ」は、ANAダイヤモンド会員やファーストクラス利用者だけが入れる特別な空間です。

ゆみみ

ANAのダイヤモンド会員になってから初めての海外旅行。
今回は、マイルで予約したエコノミークラスのフライトで中国・北京へ。
利用するのはスター アライアンス加盟航空会社運航の中国国際航空(エアチャイナ)ですが、ダイヤモンド会員として「ANAスイートラウンジ」に初めて入室してきました!

SFC会員でも利用できる「ANAラウンジ」との違いや、食事・設備、実際の雰囲気まで、写真付きで詳しくレポートします。

目次

ANAラウンジとANAスイートラウンジの利用条件を比較

アクセス方法が分かったところで、次にもっとも気になる「利用条件」について確認しておきましょう。ANAラウンジとANAスイートラウンジでは、搭乗クラスやANAステータスによって入れるかどうかが決まります。
ご自身がどちらを利用できるか、以下の比較表でチェックしてみてください。

項目ANAラウンジ(ANA LOUNGE)ANAスイートラウンジ(ANA SUITE LOUNGE)
対象クラスビジネスクラス、プレミアムエコノミーファーストクラス
ステータスプラチナ、SFC会員、スターアライアンス・ゴールドメンバーなどダイヤモンドサービスメンバー
同伴者条件により1名まで可条件により1名まで可
ポイント利用者の幅が広い、国際線ラウンジの標準的な位置づけ最上級会員とファーストクラス利用者限定の特別な空間


ANAラウンジ・ANAスイートラウンジ(羽田空港国際線第3ターミナル)へのアクセス方法

初めて行く方でも迷わないよう、出国審査後からの道順を写真付きでご案内します!

アクセス

出国審査を終えたら右手へ

羽田空港国際線第3ターミナルの出国審査を通過したら、そのまま搭乗ゲート方面へ進みます。
出国審査場を背にして右方向(110番ゲート付近)へ進むと、すぐに目印となる看板が見えてきます。

アクセス

「航空会社ラウンジ 4F」の看板を目印に

しばらく歩くと、天井から吊り下げられた大きな看板「航空会社ラウンジ 4F Airline Lounges」が見えてきます。
この看板の矢印に従って、通路を右に入ります。

アクセス

エスカレーターまたはエレベーターで4階へ

右手に進むと、4階にあるANAラウンジへ上がるための専用エスカレーターエレベーターがあります。これを利用して4階に上がりましょう。

アクセス

左右に並ぶANAラウンジ&スイートラウンジ受付へ

4階に到着すると、すぐにラウンジの入り口が見えてきます。

  • 左側: ANAラウンジの受付
  • 右側: ANAスイートラウンジの受付

ANAラウンジとANAスイートラウンジは、このように隣り合って設置されています。

ANAラウンジ(ANA LOUNGE)体験レポート

ANAラウンジのアルコール類

国際線利用者にとっておなじみの「ANAラウンジ」。
こちらはプラチナ会員やSFC会員、スターアライアンス・ゴールドメンバーも利用できるスタンダードなラウンジです。

羽田空港第3ターミナルのANAラウンジは、開放感のある大空間と充実したビュッフェメニューが魅力。
出発前にリラックスしながら食事やドリンクを楽しむにはぴったりの場所です。

今回は、隣にあるANAスイートラウンジとの比較も意識しながら、実際の混雑具合や座席の快適さ、料理ラインナップを詳しくレポートします。

賑わいと快適性が両立する空間デザイン

羽田空港第3ターミナルANAラウンジの窓際席から見える滑走路と飛行機の眺め

窓際の席からは、離着陸する飛行機や滑走路を見渡せる絶景ビュー。
特に昼間は自然光がたっぷり入り、ラウンジ全体が明るく落ち着いた雰囲気に包まれています。
飛行機好きの方にはたまらないスポットです。

羽田空港第3ターミナルANAラウンジの黒いレザーソファ席と落ち着いた照明

黒を基調としたソファ席は、ANAらしいスタイリッシュで上品なデザイン。
座り心地もよく、テーブルも広めでドリンクを置いてリラックスできます。

ただし、メインビュッフェやオーダーメニューコーナー付近は混雑気味で、グループで座れる席を探すのはやや難しい印象でした。

羽田空港第3ターミナルANAラウンジの白を基調としたカウンター席と電源コンセント

電源付きのカウンター席も充実しており、PC作業やスマホ充電に便利。
こちらのエリアは比較的空いていて、静かに過ごしたい方にもおすすめです。

ANAラウンジで人気のカレーとオーダーメニュー

羽田空港第3ターミナルのANAラウンジでは、オーダーメニューや人気のカレーをはじめ、温かい料理からデザートまで充実した内容が揃っています。

オーダーメニュー
  • きつねそば、うどん
  • とろろわかめそば、うどん
  • かき揚げそば、うどん
  • とんこつラーメン
  • 12種の野菜カレー

温かい料理が充実したビュッフェ

ビュッフェコーナーには、温かい料理も並びます。
ただし、混雑時間帯には補充がやや追いつかず、料理が減っている場面も見られました。

軽食・デザート・おにぎりも豊富

全体的にバランスがよく、軽食でもしっかりした食事でも満足できるラインナップです。

ANAスイートラウンジ(ANA SUITE LOUNGE)体験レポート

ANAスイートラウンジの扉をくぐると、先ほどのANAラウンジとは一転、そこは時間がゆっくり流れるような静謐な空間が広がっていました。

午前11時前に到着した際、ラウンジ内にいらっしゃるのは数名程度で、非常に空いていることに驚きました。

広々としたダイニングエリアやゆったりとしたソファ席も人がおらず、まるで貸し切りのような贅沢さです。
好きな席を選べる環境に、すでに大満足でした。

圧倒的な静けさとプライバシーを追求したデザイン

明るい照明とマーブル調のカウンターがある、羽田ANAスイートラウンジの空いているダイニングエリア。

広々としたダイニングエリア。豪華なペンダントライトの下、PC作業にも適したマーブル調のテーブル席も利用可能ですが、この通り空いていました。

植栽が置かれた窓際に配置された、濃い茶色の革張りチェア。滑走路と駐機中の航空機が見える、羽田ANAスイートラウンジの窓際席。

一番人気は、やはり窓際の席。
滑走路を見下ろせる革張りのチェアは、数席が埋まっている程度でした。植栽のグリーンと茶色のレザーのコントラストが美しく、優雅な気分で飛行機を眺められます。

ANAスイートラウンジにある、ヘッドホンと小さなサイドテーブル、コートハンガーが設置されたプライベート感のある半個室ブース席。

ラウンジ内でも特にプライバシーが守られているのが、こちらの半個室ブースです。

半個室のブース席には、大きなテレビとリラックスできるデイベッド調のシートが備え付けられています。
隣を通りかかるまで人が座っていることに気がつかないほどの落ち着ける空間で、出発まで誰にも邪魔されずに過ごせます。

ANAスイートラウンジの奥にある、複数の茶色い一人掛けソファがゆったりと配置された落ち着いたエリア。

ブラウンのソファが並ぶエリアもこの通り、ゆったりとしています。
隣席との間隔が広く取られているため、プライバシーが守られ、上質なホテルラウンジのような快適さです。

スイートラウンジ限定の美食体験「SUITE DINING」

ANAスイートラウンジでは、時間帯に応じて内容が変わるセット形式のオーダーメニュー「SUITE DINING(スイートダイニング)」を提供しています。

提供時間セット名主な内容カロリー目安
オープン~11:00(朝)ANAラウンジシェフ特製 トリュフ風味のクロックマダムトリュフの香りが広がるクロックマダム、サラダ、スープ約423kcal
鮭粕漬焼き, 小鉢, 御飯, 止め椀, 香の物焼き魚、小鉢、味噌汁、ご飯、漬物約473kcal
11:00~CLOSE(昼~夜)牛肉の黒ビール煮込み, 彩り野菜を添えて黒ビールで柔らかく煮込んだ牛肉、野菜添え、パン、スープ約690kcal
握り寿司5貫, 止め椀握り寿司5貫、味噌汁約323kcal

時間を問わずオーダーできるメニューも豊富です。

カテゴリメニュー例
アラカルトメニュー熊本県産はちべえトマトを使ったハッシュドビーフ
“ヘルシー” かつバーガー
ビーフチーズバーガー
牛丼
サーモンいくら丼
ムール貝の白ワイン蒸し
デミグラスハンバーグ, 彩り野菜を添えて
麺類とんこつラーメン、かき揚げそば・うどんなど
パスタフェットチーネと蟹のトマトクリームソース
カレーオリジナルチキンカレー、アレルゲンフリーカレー、12種野菜カレー など

ラウンジ内のヌードルバーで注文でき、注文ごとに丁寧に盛り付けられた料理が席まで運ばれます。

SUITE DINING 実食レビュー

今回は、友人とシェアしながら4種類の「SUITE DINING」メニューをいただきました。
どれもラウンジの軽食というより、まるでレストランのコース料理のような仕上がり。
それぞれの料理を順に紹介します。

サラダとスープが添えられた、トリュフ風味のクロックマダムのプレート。
ANAラウンジシェフ特製 トリュフ風味のクロックマダム

初めていただいたクロックマダムは、トリュフの香りがふわっと広がる贅沢な一品

握り寿司5貫, 止め椀

海外出発前にいただく本格的な握り寿司は、旅立ちの特別感を高めてくれます。
まぐろ・白身・サーモン・ホタテ・いくらと、バランスの良いラインナップ。

ANAスイートラウンジ「ムール貝白ワイン蒸し」ふっくらとした身が並ぶ
ムール貝の白ワイン蒸し

ふっくらと肉厚なムール貝は、素材の旨味を活かした上品な味わい
白ワインの香りとスープの塩気がほどよく、パンにもよく合います。
想像以上にしっかりとした量があり、シェアしても満足感が高い一皿でした。

ANAスイートラウンジで提供される牛肉の黒ビール煮込み、彩り野菜添え
牛肉の黒ビール煮込み, 彩り野菜を添えて

最後にいただいたのは、牛肉の黒ビール煮込み
濃厚なソースに包まれた牛肉はとても柔らかく、フォークがすっと入るほど。
人参や玉ねぎの甘みがソースに溶け込み、まるで本格レストランの味
ラウンジでこのレベルの料理が味わえるのは感動的でした。

ゆみみ

食べきれないメニューの多さなので、再訪が楽しみです!

ビュッフェスタイルのスイーツ&軽食コーナー

枝豆ムースの小さなエクレア仕立て、スモークサーモントラウトとマスカルポーネ、ほうれん草クレープロール。
アミューズ各種

スイートラウンジには、彩り豊かなスイーツや軽食を自由に楽しめるビュッフェコーナーもあります。

小皿に並んだスイーツと軽食(ANAスイートラウンジのビュッフェコーナー)
デザート各種

ひとつひとつが小皿に盛り付けられていて、見た目も可愛らしく、つい全種類食べたくなってしまうほど。

栗やかぼちゃを使った季節感のあるデザートは、どれも上品な甘さで美味。

ハーゲンダッツのアイスクリーム(バニラ、クッキー&クリーム、ストロベリーの3種類)
ハーゲンダッツのアイスクリーム

ハーゲンダッツのアイスクリームもバニラ、クッキー&クリーム、ストロベリーの3種類。

ピエール・エルメ・パリのチョコレートやANAオリジナルチョコなどもあり、まさに特別感あふれるひとときです。

アルコール&ドリンクコーナーの充実度に感動!

ウイスキーが並ぶANAスイートラウンジのバーカウンター

アルコールの種類は、通常のANAラウンジよりもさらに豊富。
目を引いたのはウイスキーの「響」。

ウイスキー(響・山崎・白州など)

せっかくなので友人と飲み比べを楽しむことにしました。
スタッフの方が「白州」と「山崎」も用意してくださり、5種類のウイスキーを丁寧な説明付きでテイスティング。
それぞれ個性があり、私は特に「響」と「山崎」のまろやかな味わいが印象的でした。

自動サーバーでは「エビス」と「プレミアムモルツ」をボタンひとつで注げます。
冷えたグラスで提供され、泡のきめ細かさまで完璧。
さらに冷蔵ケースには「満寿泉」や「MIYASAKA」などの日本酒も並び、和の味わいをゆったり楽しめます。

ワインも白・赤・スパークリングが用意されており、特にシャンパン「ド・ヴノージュ(de Venoge)」は香り高く、出発前の特別な乾杯にぴったりの一杯でした。

出発前にリフレッシュできる快適なシャワールーム

雪肌精のアメニティが並ぶANAスイートラウンジのシャワールーム洗面台

長時間フライトの前に嬉しいのが、ANAスイートラウンジの清潔感あふれるシャワールーム
入室時に受付で予約し、シャワールームの鍵を受け取るシステムになっています。
この日は混雑もなく、待ち時間なしで利用できました。

レインシャワー付きの清潔なシャワールーム

室内は黒を基調とした高級感のあるデザインで、
レインシャワーとハンドシャワーの2種類が設置されています。
タオルやアメニティも一式揃っており、搭乗前にすっきりリフレッシュできます。

充実したアメニティ
  • タオル
  • スリッパ
  • シャワーキャップ
  • ティッシュ・紙コップ
  • ひげ剃りとひげ剃りクリーム
  • 歯ブラシ・ヘアブラシ・コットン
  • 化粧品(雪肌精の化粧落とし、化粧水、乳液)
  • シャンプー・コンディショナー・ボディソープ
パナソニック製ドライヤーと羽根のない扇風機

パナソニック製ドライヤーやダイソン風のスタイリッシュな扇風機そして大きめのデジタル時計も備えられ、細やかな配慮を感じました。

【ラウンジ比較】隣同士でもココが違う!簡単比較

隣り合わせに位置する両ラウンジですが、実際に中に入るとその「体験」は大きく異なります。私が特に感じた決定的な違い、特にラウンジの混雑度と雰囲気についてまとめました。

比較項目ANAラウンジANAスイートラウンジ
雰囲気活気があり、広々としている静かで高級感あり
混雑状況比較的混雑。グループ利用は奥の席を探す必要あり非常に空いている。時間帯によっては貸切状態になるほどゆったり
食事ビュッフェ中心、ヌードルバーが名物オーダーメニューで本格的な食事が楽しめる
座席多様だが、プライバシー性は一般的ゆったりとした個室感・プライバシー性が高い
サービスセルフ中心手厚く丁寧な対応
特別感★★★☆☆★★★★★

ANA国際線の出発ターミナルについて
ANA国際線をご利用の方は、便によって第2ターミナルまたは第3ターミナルからの出発となります。第2ターミナルにもANAラウンジとANAスイートラウンジが用意されており、第3ターミナルとはまた違ったデザインや設備(バーカウンター、ナッピングエリアなど)が楽しめます。

まとめ:ANAスイートラウンジ体験は特別な時間

今回、ANAダイヤモンド会員になって初めての海外旅行で、羽田空港第3ターミナルのANAスイートラウンジを利用しました。

これまで利用してきたANAラウンジも快適でしたが、スイートラウンジはそれをさらに上回る「静けさ・上質さ・おもてなし」が感じられる空間でした。
料理やスイーツのクオリティも高く、ウイスキーの飲み比べや季節のデザートなど、まるで高級ホテルのダイニングのような時間を過ごせました。

搭乗前に利用したシャワールームも快適で、フライト前にしっかりリフレッシュできたのも嬉しいポイント。

初めてのANAスイートラウンジ体験は、
「ダイヤモンドステータスになって本当によかった」と実感できる、特別な時間でした。
今後も各空港のスイートラウンジを訪れ、違いを比較しながらレポートしていきたいと思います。

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